純銀 サルバ 4 - 2021.08.13 Fri
ロンドンアンティークマーケットのアンティーク写真集
ロンドンアンティークマーケットからこれまでにお届けしたアイテムのギャラリーです。
http://london-antique.shop-pro.jp/( ← ショップはこちら)
ビクトリア時代後期の純銀のサルバとトレイです。
サルバの脚のデザインの一つに Ball & Claw があります。
Ball & Claw のスタイルは家具の脚に多く見られ、18世紀の初めにオランダで始まったと言われています。
もともとは中国のドラゴンが球をつかんでいるのを真似たとか・・・ 昔の東洋趣味が始まりだったのですね。
その後、オランダからイギリスに渡りクイーン・アン スタイルの家具に取り入れられ、鷲の爪がボールをつかんでいるものからライオンの脚がボールをつかんでいるものなども作られるようになりました。
その後のチッペンデールスタイルの家具にも多く使われています。
この家具のスタイルはそのまま銀器のスタイルにも反映されたのでアンティークの銀器にも Ball & Claw のものが多く、人気もあります。
ビクトリアンのサルバはとても美しい手彫りのエングレイビングが特徴です。
Ref. 23652 London c1890



イギリス London c1890
純銀リボン&ガーランドサルバ
可愛いながらも格調高いビクトリアンそのものといった趣のサルバです。
外周部分はリボンとメダリオンがプレスされていてその間はピアッシング、縁はビーディングで飾られています。
立体感を感じさせる中央部分のエングレービングも素晴らしくてあらゆる装飾技法が使われています。
内側はすずらんのガーランド、外側はビクトリア時代の銀器に多いフェーン(しだ)の模様です。
3本の脚にもガーランドが飾られてます。
これだけのお品が使われていたのはどういうお屋敷だったのか想像するのも楽しいですね。
直径が40cm以上あり存在感十分です。
重さ1952g、直径42.5㎝、内径33㎝、高さ4.3㎝
Ref. 25828 London c1891



イギリス London c1891 Martin, Hall & Co
純銀ヴィクトリアンサルバ
ヴィクトリア時代のとても美しい純銀サルバです。
縁の装飾が豪華でヴィクトリアンスタイルのエングレービングも素敵です。
中央には WPG のモノグラムが刻まれています。
3本の脚は ボール&クロウ です。
重さ 335g、 直径 21㎝
Ref. 22670 London c1892



イギリス London c1892
Martin, Hall & Co. (Richard Martin & Ebenezer Hall) for Reid & Sons
純銀花びらサルバ
とても格調高い雰囲気で豪華なサルバです。
通常よく見かけるのは6枚の花びら型ですが、珍しい7枚の花びらの形で内側には2重のBeading、脚は直径2.5㎝もある豪華なアンティークらしい Ball & Claw です。
美しい仕上げのエングレービングは丸い小窓の中にバラの花があしらわれた華麗なデザイン。
どの角度からみても高級感漂うアンティークらしいお品です。
メーカーの Martin, Hall & Co. は創業1820年で英国で最も名を知られているメーカーのひとつです。
1851年のロンドン大博覧会などの出品でも知られています。
そしてこのサルバにはもうひとつのシルバースミスの名が刻まれています。
Newcastle-on-Tyne の Reid & Sons です。
Reid & Sons は1778年ニューカッスルで創業のシルバースミスで代々ファミリーが家業を継いでなんと現在でもニューカッスルで宝飾店を営んでいます。
その歴史も素晴らしくFAカップやラグビーリーグのトロフィーはこの Reid & Sons によるものですし、有名な南極探険家サー・アーネスト・シャクルトンの使用していた時計もこのお店のものでした。
シャクルトン卿は1914年、南極横断探検で遭難、漂流し1年半かけて人のいる島にたどりつき乗組員全員を連れて帰った『エンデュアランス号漂流記』で有名な探検家です。
歴史を感じさせるサルバです。
重さ1268g 外径35.5㎝(内径27㎝) 高さ4.5㎝
Ref. 23950 London c1892



イギリス London c1892 Walter & John Barnard
純銀サルバ
英国銀器の花形のひとつがサルバですね。
このお品は名門シルバースミス Barnard の作品で 縁の部分が格調高いウェーブになっており全体のハンドエングレービングもとても見事です。
くるんと巻いた形の3本の脚も凝ったデザインで本物のアンティークの貫禄十分の素晴らしいお品です。
裏面のホールマークの下に刻印されている Hall & Co. というのは北のボンドストリートとも言われたマンチェスターのキングストリートにあった宝飾店の名前です。
銀器は昔は宝飾店で売られていました。
メーカーの Barnard は世界で一番古いシルバースミスとされていて、その歴史は1680年にまで遡ります。
ビクトリア女王から注文された作品も多く作っていたことでも知られています。
重さ857g、直径32㎝、高さ3.5㎝、内径24㎝、高さ3.5㎝
Ref. 24616 Sheffield c1898



イギリス Sheffield c1898 Mappin & Webb
純銀ラウンドサルバ
英国王室御用達のシルバースミス、 マッピン&ウェッブのスモールサイズの純銀サルバです。
ヴィクトリアンスタイルのエングレービングが美しく、縁周囲部分が透かし、外径と内径周囲にはbeading細工が施されているとても上品なデザインです。
裏面には3か所、ボタン型の脚がついています。
エングレービングは何世代にも渡って磨かれて僅かに丸みを帯びていますがとても鮮明で美しい状態をキープしています。
スモールサイズのティーセットが載せられる大きさです。
直径 22㎝、 重さ 338g
Ref. 24570 Chester c1899



イギリス Chester c1899 William Aitken
純銀透かしサルバ
ビクトリア時代に作られた可愛い細工の純銀サルバ です。
ガーランドとフラワーエンボス、透かし、エングレイビング、さらに周囲はフリル仕上げと、英国銀器の職人技の細工のオンパレードのようなとてもラブリーな純銀サルバです。
中央部分のエングレービングはビクトリア時代らしいフラワースクロールです。
脚はボタン型のものがついています。
数の少ないチェスターのアセイオフィスのホールマークです。
重さ 770g、 直径 31.5cm、高さ 3.2cm
Ref. 21796 Sheffield c1899



イギリス Sheffield c1899 Walker & Hall
純銀サルバ
フラッグマークで有名な老舗銀器メーカー Walker & Hall は品質には定評があるシルバースミスです。
小さめですのでティーポットスタンドとしてご利用になられると、とても素敵でポットがとても引き立ちます!
またワイングラスを載せたり、Foodを載せたり等と、応用範囲の広いアイテムです。
リム周囲には立体的な葡萄模様のレリーフ、6箇所均等に大きめな透かしが入っています。
サルバの中のエングレイビングは樹木とベイズリー模様、中心には "H" のイニシャルが刻印されています。
3本の脚は豪華な作りでやはり葡萄の木々とリーフ模様です。
小ぶりながらとても重量感のあるお品で品質の良さ感じられます。
直径21cm、うちのり約15㎝、高さ4㎝、重さ422g
Ref. 23919 Sheffield c1900



イギリス Sheffield c1900 Mappin&Webb
純銀円型サルバ
英国王室御用達の Mappin & Webb の純銀サルバです。
直径が40cm近くあり、重さも1Kg を超えますが Mappin & Webb らしい上品で可愛らしいお品です。
;リム周囲が透かしになって6枚の花弁のようなシェイプの外側にはビーディングによる装飾が施されています。
中央部分の美しいエングレービングはシールド(盾)の形のカトゥーシュの両側にブーケ その周囲はレースに囲まれたようにフルーツとローズが配置され格調高い中にも可愛らしさがいっぱいのデザインです。
長い間優しく扱われてきたようでエングレービングも鮮明です。
ボタンのような脚には一つ一つにホールマークが入っています。
重さ1225g、 直径39.3㎝、 内径約31㎝、高さ2.5㎝
Ref. 24357 London c1901



イギリス London c1901 Goldsmiths & Silversmiths Company
純銀サルバ
縁の部分が格調高いウェーブになっており全体のハンドエングレービングもとても見事です。
くるんと巻いた形の3本の脚も凝ったデザインで本物のアンティークの貫禄十分の素晴らしいお品です。
メーカーは1880年創業、ビクトリア時代のセレブ御用達の宝飾品店としても知られていたGoldsmiths & Silversmiths Company です。 おしゃれで品の良いデザインで知られています。
このサルバは同じデザインで やはり銀器の名門のバーナードでも作られていますのでお互いに関係があったものと思われます。
重さ536g、直径(外径)25.5㎝、内径19㎝
ロンドンアンティークマーケットからこれまでにお届けしたアイテムのギャラリーです。
http://london-antique.shop-pro.jp/( ← ショップはこちら)
ビクトリア時代後期の純銀のサルバとトレイです。
サルバの脚のデザインの一つに Ball & Claw があります。
Ball & Claw のスタイルは家具の脚に多く見られ、18世紀の初めにオランダで始まったと言われています。
もともとは中国のドラゴンが球をつかんでいるのを真似たとか・・・ 昔の東洋趣味が始まりだったのですね。
その後、オランダからイギリスに渡りクイーン・アン スタイルの家具に取り入れられ、鷲の爪がボールをつかんでいるものからライオンの脚がボールをつかんでいるものなども作られるようになりました。
その後のチッペンデールスタイルの家具にも多く使われています。
この家具のスタイルはそのまま銀器のスタイルにも反映されたのでアンティークの銀器にも Ball & Claw のものが多く、人気もあります。
ビクトリアンのサルバはとても美しい手彫りのエングレイビングが特徴です。
Ref. 23652 London c1890



イギリス London c1890
純銀リボン&ガーランドサルバ
可愛いながらも格調高いビクトリアンそのものといった趣のサルバです。
外周部分はリボンとメダリオンがプレスされていてその間はピアッシング、縁はビーディングで飾られています。
立体感を感じさせる中央部分のエングレービングも素晴らしくてあらゆる装飾技法が使われています。
内側はすずらんのガーランド、外側はビクトリア時代の銀器に多いフェーン(しだ)の模様です。
3本の脚にもガーランドが飾られてます。
これだけのお品が使われていたのはどういうお屋敷だったのか想像するのも楽しいですね。
直径が40cm以上あり存在感十分です。
重さ1952g、直径42.5㎝、内径33㎝、高さ4.3㎝
Ref. 25828 London c1891



イギリス London c1891 Martin, Hall & Co
純銀ヴィクトリアンサルバ
ヴィクトリア時代のとても美しい純銀サルバです。
縁の装飾が豪華でヴィクトリアンスタイルのエングレービングも素敵です。
中央には WPG のモノグラムが刻まれています。
3本の脚は ボール&クロウ です。
重さ 335g、 直径 21㎝
Ref. 22670 London c1892



イギリス London c1892
Martin, Hall & Co. (Richard Martin & Ebenezer Hall) for Reid & Sons
純銀花びらサルバ
とても格調高い雰囲気で豪華なサルバです。
通常よく見かけるのは6枚の花びら型ですが、珍しい7枚の花びらの形で内側には2重のBeading、脚は直径2.5㎝もある豪華なアンティークらしい Ball & Claw です。
美しい仕上げのエングレービングは丸い小窓の中にバラの花があしらわれた華麗なデザイン。
どの角度からみても高級感漂うアンティークらしいお品です。
メーカーの Martin, Hall & Co. は創業1820年で英国で最も名を知られているメーカーのひとつです。
1851年のロンドン大博覧会などの出品でも知られています。
そしてこのサルバにはもうひとつのシルバースミスの名が刻まれています。
Newcastle-on-Tyne の Reid & Sons です。
Reid & Sons は1778年ニューカッスルで創業のシルバースミスで代々ファミリーが家業を継いでなんと現在でもニューカッスルで宝飾店を営んでいます。
その歴史も素晴らしくFAカップやラグビーリーグのトロフィーはこの Reid & Sons によるものですし、有名な南極探険家サー・アーネスト・シャクルトンの使用していた時計もこのお店のものでした。
シャクルトン卿は1914年、南極横断探検で遭難、漂流し1年半かけて人のいる島にたどりつき乗組員全員を連れて帰った『エンデュアランス号漂流記』で有名な探検家です。
歴史を感じさせるサルバです。
重さ1268g 外径35.5㎝(内径27㎝) 高さ4.5㎝
Ref. 23950 London c1892



イギリス London c1892 Walter & John Barnard
純銀サルバ
英国銀器の花形のひとつがサルバですね。
このお品は名門シルバースミス Barnard の作品で 縁の部分が格調高いウェーブになっており全体のハンドエングレービングもとても見事です。
くるんと巻いた形の3本の脚も凝ったデザインで本物のアンティークの貫禄十分の素晴らしいお品です。
裏面のホールマークの下に刻印されている Hall & Co. というのは北のボンドストリートとも言われたマンチェスターのキングストリートにあった宝飾店の名前です。
銀器は昔は宝飾店で売られていました。
メーカーの Barnard は世界で一番古いシルバースミスとされていて、その歴史は1680年にまで遡ります。
ビクトリア女王から注文された作品も多く作っていたことでも知られています。
重さ857g、直径32㎝、高さ3.5㎝、内径24㎝、高さ3.5㎝
Ref. 24616 Sheffield c1898



イギリス Sheffield c1898 Mappin & Webb
純銀ラウンドサルバ
英国王室御用達のシルバースミス、 マッピン&ウェッブのスモールサイズの純銀サルバです。
ヴィクトリアンスタイルのエングレービングが美しく、縁周囲部分が透かし、外径と内径周囲にはbeading細工が施されているとても上品なデザインです。
裏面には3か所、ボタン型の脚がついています。
エングレービングは何世代にも渡って磨かれて僅かに丸みを帯びていますがとても鮮明で美しい状態をキープしています。
スモールサイズのティーセットが載せられる大きさです。
直径 22㎝、 重さ 338g
Ref. 24570 Chester c1899



イギリス Chester c1899 William Aitken
純銀透かしサルバ
ビクトリア時代に作られた可愛い細工の純銀サルバ です。
ガーランドとフラワーエンボス、透かし、エングレイビング、さらに周囲はフリル仕上げと、英国銀器の職人技の細工のオンパレードのようなとてもラブリーな純銀サルバです。
中央部分のエングレービングはビクトリア時代らしいフラワースクロールです。
脚はボタン型のものがついています。
数の少ないチェスターのアセイオフィスのホールマークです。
重さ 770g、 直径 31.5cm、高さ 3.2cm
Ref. 21796 Sheffield c1899



イギリス Sheffield c1899 Walker & Hall
純銀サルバ
フラッグマークで有名な老舗銀器メーカー Walker & Hall は品質には定評があるシルバースミスです。
小さめですのでティーポットスタンドとしてご利用になられると、とても素敵でポットがとても引き立ちます!
またワイングラスを載せたり、Foodを載せたり等と、応用範囲の広いアイテムです。
リム周囲には立体的な葡萄模様のレリーフ、6箇所均等に大きめな透かしが入っています。
サルバの中のエングレイビングは樹木とベイズリー模様、中心には "H" のイニシャルが刻印されています。
3本の脚は豪華な作りでやはり葡萄の木々とリーフ模様です。
小ぶりながらとても重量感のあるお品で品質の良さ感じられます。
直径21cm、うちのり約15㎝、高さ4㎝、重さ422g
Ref. 23919 Sheffield c1900



イギリス Sheffield c1900 Mappin&Webb
純銀円型サルバ
英国王室御用達の Mappin & Webb の純銀サルバです。
直径が40cm近くあり、重さも1Kg を超えますが Mappin & Webb らしい上品で可愛らしいお品です。
;リム周囲が透かしになって6枚の花弁のようなシェイプの外側にはビーディングによる装飾が施されています。
中央部分の美しいエングレービングはシールド(盾)の形のカトゥーシュの両側にブーケ その周囲はレースに囲まれたようにフルーツとローズが配置され格調高い中にも可愛らしさがいっぱいのデザインです。
長い間優しく扱われてきたようでエングレービングも鮮明です。
ボタンのような脚には一つ一つにホールマークが入っています。
重さ1225g、 直径39.3㎝、 内径約31㎝、高さ2.5㎝
Ref. 24357 London c1901



イギリス London c1901 Goldsmiths & Silversmiths Company
純銀サルバ
縁の部分が格調高いウェーブになっており全体のハンドエングレービングもとても見事です。
くるんと巻いた形の3本の脚も凝ったデザインで本物のアンティークの貫禄十分の素晴らしいお品です。
メーカーは1880年創業、ビクトリア時代のセレブ御用達の宝飾品店としても知られていたGoldsmiths & Silversmiths Company です。 おしゃれで品の良いデザインで知られています。
このサルバは同じデザインで やはり銀器の名門のバーナードでも作られていますのでお互いに関係があったものと思われます。
重さ536g、直径(外径)25.5㎝、内径19㎝