純銀 サルバ 2 - 2021.08.13 Fri
ロンドンアンティークマーケットのアンティーク写真集
ロンドンアンティークマーケットからこれまでにお届けしたアイテムのギャラリーです。
http://london-antique.shop-pro.jp/( ← ショップはこちら)
純銀のサルバです。
純銀のサルバは英国銀器を代表するアイテムのひとつです。
英国のサルバは物を載せても歪まないだけの厚みがあり大きなものでは結構な重さがあります。
この様なお品は執事(バトラー)やメイドがいる邸宅で使われていたものなので重くても大丈夫でした。
アッパークラスで使用されていたお品にはイニシアルやクレストが入っているものが多くあります。
使用人が多いと銀器が盗まれることもあるのでこうしてイニシアルを入れたとも言われています。
Ref. 24805 Sheffield c1855



イギリス Sheffield c1855 Martin Hall & Co Ltd
純銀サルバ
豪華な装飾が目を引くビクトリア時代の純銀サルバです。
縁の部分はビーディングとロココ風なアイビーのレリーフ、中央部分は美しい英国スタイルのエングレービングです。
中心には小枝をくわえた優しい顔の鹿のクレストが刻まれています。
3本の脚はアンティークの雰囲気十分なボール&クロウ、メーカーは老舗の Martin Hall です。
重さ 338g、 直径 22㎝、 高さ 3㎝
Ref. 21773 Birmingham c1857



イギリス Birmingham c1857 Elkington & Co.
純銀サルバ
サルバ周囲のリムが花弁シェイプにデザインされているエレガントで可愛いサルバです。
リム周囲にある8箇所の窪みには開花を待っているような薔薇の蕾がデザインされていて、内側には草花模様がエングレイビングされています。
4つの脚も透かしとレリーフ細工で豪華、なおかつ重みに耐えられるよう頑丈に出来ていますので安心してお使い頂けます。
サルバは重いものを載せても歪まないだけの厚みがあり重さもあります。
サルバは持ち運ぶというより置いておくものですので重くても大丈夫です。
重さ797g 直径33㎝(内のり23㎝~25cm) 高さ4㎝
Ref. 24892 Sheffield c1859



イギリス Sheffield c1859 Thomas Bradbury and Sons Ltd
純銀サルバ
縁がピアッシングになった純銀サルバ、ビクトリア時代前半のお品です。
ウェーブになった縁の部分のスクロール模様のピアッシングが美しく目を引きます。
サルバ中央のエングレービングはずっと後の時代のアーツアンドクラフツをも思わせるようなデザインでこの時代ではモダンな印象だったことでしょう。
とてもしっかりした脚が4カ所についています、サルバ自体の厚みも十分でリムの部分も厚さ3㎜くらいあり重さは900g以上あります。
サルバ裏面の中央に J.MAYER SILVERSMITH LIVERPOOL の刻印があります。
ロンドン考古協会 会員でもあったJoseph Mayer は考古品コレクターとして知られ、エジプトや古代アングロサクソンの品などを多く蒐集し、そのほとんどが現在のリバプールの博物館に収められています、リバプールで宝飾品店も経営していました。
そうした蒐集家が選んだ銀器だけありどこか個性を感じさせるお品です。
重さ 930g、直径 33㎝、高さ 4㎝
Ref. 22213 Sheffield c1861



イギリス Sheffield c1861 Thomas Bradbury & Sons Ltd
純銀サルバ
堂々としていながらとっても可愛い古い時代の美しいサルバです。
直径33㎝と少し大き目で 幅4㎝ほどのリムにはカメオのようにフルーツとフラワーが交互にエンボス細工のメダルが配置されています。
その周りには余すところなくエングレイビングが刻まれていて、豪華な4本の脚がまたとても凝った形になっています。
中央部分のエングレイビングもとても繊細で、美術工芸品としての丁寧な仕事に感動します。
高さが4.5㎝あり通常の高さよりも少し高めですがそのおかげでさらにエレガントな感じが強調されています。
960g、直径33㎝、内径は約25㎝、高さ4.5㎝
Ref. 23222 London c1863



イギリス London c1863 Edward and John Barnard
純銀円形ピアースサルバ
ピアッシングとエングレービングがすばらしい純銀サルバでイギリス銀器の名門 Barnard のビクトリア時代中期の作品です。
縁の部分の幾重にも重なったビーディングとその内側のピアッシングになったラティス(格子)には陰影をつけるエングレービングが施されていて繊細な細工の美しさには目を奪われます。
中央部分のエングレービングのデザインも含め、さすがバーナードと思わせる格調と上品さがあるサルバです。
3つの脚はサルバの縁と同じ格子の透かしのデザインです。
Edward and John Barnard(EB & JB)は世界で一番古いシルバースミスとされており、その歴史は1680年にまで遡ります。
EB & JB は現在でも Edward Barnard & Sons Ltd.と名を替えシルバースミスを続けています。英国銀器の世界では格別の評価が与えられておりロンドンの美術館のロイヤルファミリーのお宝コーナーには必ずと言って良い程 Barnard の作品が含まれております。
このお品は Edward Barbard(III)と John Barnard(I)のころのものです。
珍しいことにこのお品にはカイトマークと呼ばれる古い時代のデザインレジストレーションマークが2つ(1859年と1861年)入っています。
2つのカイトマークが付いたものは珍しく、このサルバが作られた年より数年前から大切に守られていた Barnard 家のオリジナルデザインであることが分かります。
重さ835g 直径32cm 内径24cm 高さ4.3cm
Ref. 22278 London c1867



イギリス London c1867 Daniel & Charles Houle
純銀サルバ
素晴らしいビクトリア時代のサルバで1Kg 以上の重さがあります。
こういうサルバが使われていたおうちは間違いなく大邸宅、銀器のお手入れはバトラーのもとで限られた使用人により行われ手入れの良さがその家のステイタスが分かったと言われます。
このような大きなサルバは飲み物とグラスを載せたりしますがパーティーの時にフィンガーフードを載せるのも英国的使用方法です。
サルバ中ほどに刻まれたフラワーを中心としたクラシックな模様のハンドエングレイビングがとても豪華です!またリム周囲のゴージャスなシェルとウェーブ装飾は英国銀器ならではです。
重量のあるサルバを支えているのは頑丈な4本の脚ですが巻貝のようでとてもエレガントです。
シルバースミスは 1849年創業の古い工房です。
重さ1228g、外径35cm、内径27㎝、高さ3㎝
Ref. 24142 London c1871



イギリス London c1871 Martin, Hall & Co (Richard Martin & Ebenezer Hall)
純銀リボン&ガーランドサルバ
リボン&ガーランド、そしてピアース、プラス、リム周囲に施されているBeading 細工とFootのデザインもとっても素敵な円形サルバです。
透かしになった周囲はリボンとすずらんのガーランドとオーナメントで飾られていて 中央部分はビクトリアンらしい美しく格調高いエングレービングの装飾です。
3本の脚にも透かしとガーランドの装飾があります。
リボン好きなレディにお奨めです!
重さ456g、外径23.5㎝、内径18.5㎝、高さ2.5㎝
Ref. 22666 London c1872



イギリス London c1872 Edward Barnard & Sons
純銀サルバ
重さが1.8Kg もある立派なサルバです。
いかにも英国らしい重厚なデザインですが薔薇とリボンのとても女性的な美しいエングレービング、優雅な脚、そして豪華なBeading とどの角度から見ても素晴らしいお品です。形もちょっと変わっていて特別な存在感があります。
裏面に刻印のある WHISTLER という名前は当時 STRAND(現在の地下鉄チャリングクロス駅の近くです)にあった銃器の老舗です。アンティークオークションのカタログなどで豪華な装飾を施された昔のピストルなどがこの店で扱われていたことが分かります。このサルバも店に置かれていたものなのかもしれませんね。
メーカーの Edward Barnard & Sons は世界で一番古いシルバースミスと言われていてその歴史は1680年にまで遡ります。Barnard の作品はイギリスの銀器の世界でも特別の地位をもつブランドのひとつでビクトリア女王からも注文を受けて作品を作っていたことで有名です。
Bの上下にJJ、左右にEとWの入ったメーカーズマークはバーナード家の2人の John と Edward、Walter の4人のイニシアルで1863年から1875年の短期間使用された希少なマークです。
重さ 1833g、直径43㎝、内径約34㎝、高さ4.5㎝
ロンドンアンティークマーケットからこれまでにお届けしたアイテムのギャラリーです。
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純銀のサルバです。
純銀のサルバは英国銀器を代表するアイテムのひとつです。
英国のサルバは物を載せても歪まないだけの厚みがあり大きなものでは結構な重さがあります。
この様なお品は執事(バトラー)やメイドがいる邸宅で使われていたものなので重くても大丈夫でした。
アッパークラスで使用されていたお品にはイニシアルやクレストが入っているものが多くあります。
使用人が多いと銀器が盗まれることもあるのでこうしてイニシアルを入れたとも言われています。
Ref. 24805 Sheffield c1855



イギリス Sheffield c1855 Martin Hall & Co Ltd
純銀サルバ
豪華な装飾が目を引くビクトリア時代の純銀サルバです。
縁の部分はビーディングとロココ風なアイビーのレリーフ、中央部分は美しい英国スタイルのエングレービングです。
中心には小枝をくわえた優しい顔の鹿のクレストが刻まれています。
3本の脚はアンティークの雰囲気十分なボール&クロウ、メーカーは老舗の Martin Hall です。
重さ 338g、 直径 22㎝、 高さ 3㎝
Ref. 21773 Birmingham c1857



イギリス Birmingham c1857 Elkington & Co.
純銀サルバ
サルバ周囲のリムが花弁シェイプにデザインされているエレガントで可愛いサルバです。
リム周囲にある8箇所の窪みには開花を待っているような薔薇の蕾がデザインされていて、内側には草花模様がエングレイビングされています。
4つの脚も透かしとレリーフ細工で豪華、なおかつ重みに耐えられるよう頑丈に出来ていますので安心してお使い頂けます。
サルバは重いものを載せても歪まないだけの厚みがあり重さもあります。
サルバは持ち運ぶというより置いておくものですので重くても大丈夫です。
重さ797g 直径33㎝(内のり23㎝~25cm) 高さ4㎝
Ref. 24892 Sheffield c1859



イギリス Sheffield c1859 Thomas Bradbury and Sons Ltd
純銀サルバ
縁がピアッシングになった純銀サルバ、ビクトリア時代前半のお品です。
ウェーブになった縁の部分のスクロール模様のピアッシングが美しく目を引きます。
サルバ中央のエングレービングはずっと後の時代のアーツアンドクラフツをも思わせるようなデザインでこの時代ではモダンな印象だったことでしょう。
とてもしっかりした脚が4カ所についています、サルバ自体の厚みも十分でリムの部分も厚さ3㎜くらいあり重さは900g以上あります。
サルバ裏面の中央に J.MAYER SILVERSMITH LIVERPOOL の刻印があります。
ロンドン考古協会 会員でもあったJoseph Mayer は考古品コレクターとして知られ、エジプトや古代アングロサクソンの品などを多く蒐集し、そのほとんどが現在のリバプールの博物館に収められています、リバプールで宝飾品店も経営していました。
そうした蒐集家が選んだ銀器だけありどこか個性を感じさせるお品です。
重さ 930g、直径 33㎝、高さ 4㎝
Ref. 22213 Sheffield c1861



イギリス Sheffield c1861 Thomas Bradbury & Sons Ltd
純銀サルバ
堂々としていながらとっても可愛い古い時代の美しいサルバです。
直径33㎝と少し大き目で 幅4㎝ほどのリムにはカメオのようにフルーツとフラワーが交互にエンボス細工のメダルが配置されています。
その周りには余すところなくエングレイビングが刻まれていて、豪華な4本の脚がまたとても凝った形になっています。
中央部分のエングレイビングもとても繊細で、美術工芸品としての丁寧な仕事に感動します。
高さが4.5㎝あり通常の高さよりも少し高めですがそのおかげでさらにエレガントな感じが強調されています。
960g、直径33㎝、内径は約25㎝、高さ4.5㎝
Ref. 23222 London c1863



イギリス London c1863 Edward and John Barnard
純銀円形ピアースサルバ
ピアッシングとエングレービングがすばらしい純銀サルバでイギリス銀器の名門 Barnard のビクトリア時代中期の作品です。
縁の部分の幾重にも重なったビーディングとその内側のピアッシングになったラティス(格子)には陰影をつけるエングレービングが施されていて繊細な細工の美しさには目を奪われます。
中央部分のエングレービングのデザインも含め、さすがバーナードと思わせる格調と上品さがあるサルバです。
3つの脚はサルバの縁と同じ格子の透かしのデザインです。
Edward and John Barnard(EB & JB)は世界で一番古いシルバースミスとされており、その歴史は1680年にまで遡ります。
EB & JB は現在でも Edward Barnard & Sons Ltd.と名を替えシルバースミスを続けています。英国銀器の世界では格別の評価が与えられておりロンドンの美術館のロイヤルファミリーのお宝コーナーには必ずと言って良い程 Barnard の作品が含まれております。
このお品は Edward Barbard(III)と John Barnard(I)のころのものです。
珍しいことにこのお品にはカイトマークと呼ばれる古い時代のデザインレジストレーションマークが2つ(1859年と1861年)入っています。
2つのカイトマークが付いたものは珍しく、このサルバが作られた年より数年前から大切に守られていた Barnard 家のオリジナルデザインであることが分かります。
重さ835g 直径32cm 内径24cm 高さ4.3cm
Ref. 22278 London c1867



イギリス London c1867 Daniel & Charles Houle
純銀サルバ
素晴らしいビクトリア時代のサルバで1Kg 以上の重さがあります。
こういうサルバが使われていたおうちは間違いなく大邸宅、銀器のお手入れはバトラーのもとで限られた使用人により行われ手入れの良さがその家のステイタスが分かったと言われます。
このような大きなサルバは飲み物とグラスを載せたりしますがパーティーの時にフィンガーフードを載せるのも英国的使用方法です。
サルバ中ほどに刻まれたフラワーを中心としたクラシックな模様のハンドエングレイビングがとても豪華です!またリム周囲のゴージャスなシェルとウェーブ装飾は英国銀器ならではです。
重量のあるサルバを支えているのは頑丈な4本の脚ですが巻貝のようでとてもエレガントです。
シルバースミスは 1849年創業の古い工房です。
重さ1228g、外径35cm、内径27㎝、高さ3㎝
Ref. 24142 London c1871



イギリス London c1871 Martin, Hall & Co (Richard Martin & Ebenezer Hall)
純銀リボン&ガーランドサルバ
リボン&ガーランド、そしてピアース、プラス、リム周囲に施されているBeading 細工とFootのデザインもとっても素敵な円形サルバです。
透かしになった周囲はリボンとすずらんのガーランドとオーナメントで飾られていて 中央部分はビクトリアンらしい美しく格調高いエングレービングの装飾です。
3本の脚にも透かしとガーランドの装飾があります。
リボン好きなレディにお奨めです!
重さ456g、外径23.5㎝、内径18.5㎝、高さ2.5㎝
Ref. 22666 London c1872



イギリス London c1872 Edward Barnard & Sons
純銀サルバ
重さが1.8Kg もある立派なサルバです。
いかにも英国らしい重厚なデザインですが薔薇とリボンのとても女性的な美しいエングレービング、優雅な脚、そして豪華なBeading とどの角度から見ても素晴らしいお品です。形もちょっと変わっていて特別な存在感があります。
裏面に刻印のある WHISTLER という名前は当時 STRAND(現在の地下鉄チャリングクロス駅の近くです)にあった銃器の老舗です。アンティークオークションのカタログなどで豪華な装飾を施された昔のピストルなどがこの店で扱われていたことが分かります。このサルバも店に置かれていたものなのかもしれませんね。
メーカーの Edward Barnard & Sons は世界で一番古いシルバースミスと言われていてその歴史は1680年にまで遡ります。Barnard の作品はイギリスの銀器の世界でも特別の地位をもつブランドのひとつでビクトリア女王からも注文を受けて作品を作っていたことで有名です。
Bの上下にJJ、左右にEとWの入ったメーカーズマークはバーナード家の2人の John と Edward、Walter の4人のイニシアルで1863年から1875年の短期間使用された希少なマークです。
重さ 1833g、直径43㎝、内径約34㎝、高さ4.5㎝