ティーポット 4 c1865 ~ c1882 - 2021.07.24 Sat
ロンドンアンティークマーケットのアンティーク写真集
ロンドンアンティークマーケットからこれまでにお届けしたアイテムのギャラリーです。
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1863年~1882年のビクトリアンの純銀ティーポットです。
英国の銀器を代表する有名シルバースミスの作品も多くなっています。
Ref. 11801 純銀ティーポット London c1863



イギリス London c1863 Edward and John Barnard
純銀ティーポット
このビクトリア時代最盛期のティーポットはこの時代の最高の品質のもののひとつで 150年以上前のものとは思えない美しさに驚きます。
使用感は殆どなく、ハンドルの断熱に使われているアイボリーがルーペで見たときに唯一年代を感じさせるエイジングを見ることができる位です。
彫りの深い打ち出しのビクトリアンフラワー模様は上品で華やか、当然ホールマークに加えてデューティーマーク入りです。
大きさも4~6人用に適したとても使いやすいサイズです。
ポットの蓋のつまみのフラワーはネジで取り外せます。ハンドルには断熱のためにアイボリーが2ヶ所挿入されています。
注ぎ口は6角形の断面、ハンドル側から見て右側にイニシャル(多分3文字)がエングレービングされています。
こうしたイニシャルはほとんどの場合そのお屋敷の奥様の名前です。
メーカーの Edward and John Barnard(EB & JB)は世界で一番古いシルバースミスとされていて、その歴史は1680年にまで遡ります。
EB & JB は現在でも Edward Barnard & Sons Ltd.と名を替えシルバースミスを続けています。
重さ645g、横幅26cm(注ぎ口先端~ハンドル先端)、高さ13cm(ハンドルの一番高いところ)
最大容量1200cc
Ref. 13197 純銀ティーセット London c1865



イギリス London c1865 Robert Hennell III
純銀3点ティーセット
思わず息を飲むほど美しい曲線の洋ナシシェイプの純銀3点ティーセットです。
ボディのゴシック調の高貴な装飾は全てハンドエングレイビングで刻まれており、エンボス細工がないのでスッキリしています、ハンドルはこれに対してとても豪華でお互いを引き立てあっています。
前面、後面ともに中央にカトゥシェが付いているのでお好みでイニシャルが入れられるようになっています。
シュガーボウルとクリーマーの中はゴールドギルドされています。
昔のシュガーボウルはとても大きいのでイギリスではフラワーにお使いになる方も多くオアシスを入れてアレンジしたりミニブーケを挿したりしています。
またはクッキーとかスィーツ用に使われてもいいですね。
シルバースミスの Robert Hennell III(3世) は1712年から続いた有名なシルバースミスのファミリーの3代目です。
Robert Hennell III(3世)は1868年に亡くなっていますのでこの作品は彼の晩年の円熟した時代のものです。
Hennellファミリーの作品はそのエングレービングの美しさで定評があります、またHennnell II(2世)は国王George III世の棺の銀の銘板の作成を任されたことでも知られています。
3点合計の重さ1420g
ティーポット重さ768g 横幅25㎝ 直径約15㎝
高さ約20㎝ 口径8.5㎝ 容量(フルで)1000cc
シュガーボウル重さ392g 横幅18.5㎝ 直径約13㎝ 高さ11㎝
クリーマー重さ266g 横幅11.5㎝ 直径8.5㎝ 高さ13.5㎝
Ref. 12599 純銀ティーポット London c1865



イギリス London c1865 Richard Sibley II
ビクトリアン純銀ティーポット
クラシックなエンボスの装飾が素晴らしい作品です。
美術工芸品のようなティーポットですが150年近く経った現在でも全く普通にお使いいただけます。
銀製品はきちんと手入れしながら正しく使えば何百年でも使える実用品だというところが素晴らしいですね。
ボディの熱をハンドルに伝えないようにする断熱材はアイボリーです。
Richard Sibley II は Barnard などと同様に評価が高いシルバースミスでリージェンシー様式のデザインで知られています。
底面に刻印のある THOMAS BOND ST. は現在の New Bond Street にあったJohn William Thomas のショールームで
Richard Sibley は THOMAS の注文制作品を多く手がけていました。
このお品も当時すでにセレブ向けのショップが軒を連ねていた Bond Street の THOMAS の店で注文されたものなのでしょう。
重さ712g、高さ13.5cm、ハンドルから注ぎ口までの全幅 26.5cm、ボディ直径16cm、容量約1000cc
Ref. 12825 純銀ティーポット London c1866



イギリス London c1866 Robert Garrard(II)
純銀ティーポット
気品と優しさが感じられる洋ナシ形の美しいティーポットです。
落ち着いたデザインのエングレービングで蓋からポット上部にかけて飾られていて、スポウトの付け根部分も伝統的な装飾です。
ハンドルは中空のシルバーで断熱にはアイボリーが使われています。
さすが Garrard の作品、ミュージアムにあってもおかしくないようなお品です。
Garrard の歴史は1722年創業のシルバースミスGeorge Wickes まで遡りますが Garrard の名が現れるのは1792年の Wakelin & Garrard で1802年からは Robert Garrard となりました。
1818年には初代 Robert Garrard が亡くなり3人の息子 Robert(II)、James、Sebastian の時代となりました。
社名もR,J&S.Garrad または Robert Garrard & Brothers (1818-1835)、 R.&S. Garrard (1835-1909)と変っていきます。
18世紀にすでに王室ご用達のシルバースミスとなっていましたが Robert Garrard(II) の時代、1843年には王室の王冠を制作する Crown Jeweller という特別な指定を授けられました。
その後2007年まで Garrard は7つの王朝に Crown Jeweller として仕え、多くの有名な王冠やティアラを制作しました。
イギリスで最も重要と言われているロンドン塔の Jewel House のコレクションには Garrard の作品が数多く残されています。
このように王室の宝飾品制作でも有名なメーカーですがなんといっても銀器は超一流、英国銀器の世界では19世紀中頃の最も重要なシルバースミスのひとつとして知られています。
1866年に制作されたこのお品は Robert Garrard(II) の最も輝いていた時代のものです。
Robert Garrard(II) は1881年に88歳でこの世を去っています。
Garrard社 は 1998年にAspreyに吸収され2002年まではAsprey の一部となりましたが現在では銀器よりも英国のジュエリーメーカーとして知られています。
容量1000㏄位、重さ699g、横幅約23㎝、高さ約15.5㎝
Ref. 13816 純銀ティーポット London c1877



イギリス London c1877 R & S Garrard & Co (Robert Garrard II)
アイボリーハンドル純銀ティーポット
ボリュームあるアイボリーハンドルがとてもゴージャスな純銀ティーポットです。
蓋がフルに開く使いやすいタイプで容量もたっぷりサイズです。
ボディには装飾はなく鷲のクレストが入っているだけですがガラードならではの品格と高級感があります。
シルバーの輝きとアイボリーの風合いが美しく、バトラーのいる立派なお屋敷で使われていたにちがいないポットです。
メーカーは英国王室の王冠を作っていたことで有名な Garrard です。
アンティーク銀器の世界で Garrard は最高の評価を受けているシルバースミスの一つです。 今ではアイボリーはアンティークでしか出会う事がなくなってしまい、とても希少な素材です。
さすがガラード作だけありアイボリーもとても豪華です!
当時もこれだけボリュームのあるアイボリーを入手するのは大変な事だったと思われます。
アイボリー特有の美しいヒビ模様が貫録あります。
重さ707g、容量約900㏄、横幅23.5㎝、高さ13.5㎝、口径10.5㎝
Ref. 11828 純銀ティーポット London c1879



イギリス London c1879 Hunt & Roskell ( Late Storr & Mortimer )
純銀ティーポット
アイボリーハンドルが美しいオーバルシェイプのティーポットです。
ハンドルのアイボリーにはヒビが入っておりますがほとんどのアンティークのアイボリーにはヒビが入っています。
イギリスではアイボリーのひびは本物のアイボリーの証であり、このヒビの入り方もまた本物の味わいとされています。
ガーランドのお手本のような美しいエングレービングと豪華なアイボリーのハンドルがとても素敵なビクトリアンティーポットです。
ポットのサイズは日常お使いになられるのに丁度良い大きさです。
メーカーの Hunt & Roskell(1822年から1838年までの間は Storr & Mortier という名でした)はヨーロッパでも一番のシルバースミスとされており、ビクトリア女王御用達の銀器とジュエリーのメーカーでした。
このビクトリア時代を代表する銀器の高級ブランドはビクトリア女王だけでなく多くのヨーロッパの王室からも注文を受けていました。
現在は Asprey グループとなっています。
このようなシルバースミスによるティーポット、どうりで気品ある美しさの理由も納得です。
彼のお品は英国でもコレクターが多く、なかなかマーケットに出て来ません。
横幅24.5cm、高さ約13㎝、重さ496g、容量約800cc
Ref. 14165 純銀ティーセット Sheffield c1880



イギリス Sheffield c1880 Sibray, Hall & Co (Frederick Sibray & Job Frank Hall)
純銀4点ティーサービス
リボンとガーランドそしてクラシックなアカンサスの装飾が素晴らしい純銀のティーサービス4点セットです。
4点ともにエレガントな台座付きのデザインです。
ころんとした使いやすい形のティーポットと美しい姿のコーヒーポットの上部はフリルのようなウェーブになってビーディングの装飾です。
蓋のつまみは当時エキゾチックなフルーツであったパイナップルです。
ハンドルは中空になっていてボディとの間にはアイボリーの断熱材が入っています。
オリジナルセットのままのシュガーボウルとクリーマーはハンドルの付いた美しい形で大きさもバランスが取れています。
この可愛いリボンとガーランドにアカンサスが組み合わされたSibrayのデザインは意匠登録されており古い時代のカイトマークが刻印されています。
同じデザインのソルトディッシュ がNational Trust のコレクションに加えられていますので ビクトリア時代を代表するような銀器の逸品と言えるでしょう。
全重量1726g
コーヒーポット 617g、横幅(スポウト~ハンドル)22㎝、高さ約20㎝、直径約13㎝、1000㏄
ティーポット 587g、(ハンドル含まず)直径15㎝弱、高さ約15㎝、960㏄
クリーマー 173g、(ハンドル含まず)直径約9㎝、高さ9㎝
シュガーボウル 349g、(ハンドル含まず)直径約11.5㎝、高さ9㎝
Ref. 12235 純銀ティーセット London c1881



イギリス London C1881 Thomas Bradbury & Sons (Thomas Bradbury III & John S Henderson)
純銀ティーセット
リボンの細工がラブリーなセットです。
ハーフフルーテッドとスワッグ&テイルリボンの細工はエレガントで抜群の相性です!
ポット側面には9か所のリボン、蓋には5か所のリボンとリボンずくしの細工でエレガントな大人可愛いデザインです。
台座付きのギリシャ風のクラシックな形が優雅でとても素敵です!
メーカーの Thoma Bradbury & Sons は1878年創業の古いメーカーで、このお品は創業後一番活気のある時代のものとも言えます。
クリーマーとシュガーボウルの中はギルド仕上げされています。
ビクトリア女王のDuty Mark入り
ポット354g、高さ15.3㎝、横幅21㎝(ハンドル~注ぎ口)容量550㏄
クリーマー111g、高さ10㎝
シュガーボウル170g、高さ8.5㎝
Ref. 12366 純銀ティーセット Sheffield c1882



イギリス Sheffield c1882 Atkin Brothers (Henry Atkin)
純銀ティーセット
130年も昔のビクトリア時代に作られたとは思えない洗練された現代的なデザインのティーポットとクリーマー、シュガーボウルのレアなセットです。
ビクトリアンのティーポットといえば花のモチーフが多いのですがこのセットはあえて花を使わずクローバーと野草の葉だけの装飾です。すっきりしたシェイプとあわせてとても爽やかな気分にさせてくれます。
その装飾はよく見るととても凝っていてポットのボディから蓋へ連続するエングレービングなどいろいろ楽しい発見があります。
蓋のつまみは飴色になったアイボリーでアンティークの風格が感じられます。
クリーマーとシュガーボウルの内側はギルドされていてとても綺麗なコンディションでエングレイビングも鮮明です。
蓋のアイボリーにはひびがありますがこれは本物のアイボリーの証のようなものでアンティークのアイボリーにはこういったヒビがよく見られます。
ポット304g、高さ12㎝(蓋摘み上まで) 容量600c
クリーマー93g、高さ8.5㎝(ハンドル上まで)
シュガーボウル162g、高さ9㎝(ハンドル上まで)
ロンドンアンティークマーケットからこれまでにお届けしたアイテムのギャラリーです。
http://london-antique.shop-pro.jp/( ← ショップはこちら)
1863年~1882年のビクトリアンの純銀ティーポットです。
英国の銀器を代表する有名シルバースミスの作品も多くなっています。
Ref. 11801 純銀ティーポット London c1863



イギリス London c1863 Edward and John Barnard
純銀ティーポット
このビクトリア時代最盛期のティーポットはこの時代の最高の品質のもののひとつで 150年以上前のものとは思えない美しさに驚きます。
使用感は殆どなく、ハンドルの断熱に使われているアイボリーがルーペで見たときに唯一年代を感じさせるエイジングを見ることができる位です。
彫りの深い打ち出しのビクトリアンフラワー模様は上品で華やか、当然ホールマークに加えてデューティーマーク入りです。
大きさも4~6人用に適したとても使いやすいサイズです。
ポットの蓋のつまみのフラワーはネジで取り外せます。ハンドルには断熱のためにアイボリーが2ヶ所挿入されています。
注ぎ口は6角形の断面、ハンドル側から見て右側にイニシャル(多分3文字)がエングレービングされています。
こうしたイニシャルはほとんどの場合そのお屋敷の奥様の名前です。
メーカーの Edward and John Barnard(EB & JB)は世界で一番古いシルバースミスとされていて、その歴史は1680年にまで遡ります。
EB & JB は現在でも Edward Barnard & Sons Ltd.と名を替えシルバースミスを続けています。
重さ645g、横幅26cm(注ぎ口先端~ハンドル先端)、高さ13cm(ハンドルの一番高いところ)
最大容量1200cc
Ref. 13197 純銀ティーセット London c1865



イギリス London c1865 Robert Hennell III
純銀3点ティーセット
思わず息を飲むほど美しい曲線の洋ナシシェイプの純銀3点ティーセットです。
ボディのゴシック調の高貴な装飾は全てハンドエングレイビングで刻まれており、エンボス細工がないのでスッキリしています、ハンドルはこれに対してとても豪華でお互いを引き立てあっています。
前面、後面ともに中央にカトゥシェが付いているのでお好みでイニシャルが入れられるようになっています。
シュガーボウルとクリーマーの中はゴールドギルドされています。
昔のシュガーボウルはとても大きいのでイギリスではフラワーにお使いになる方も多くオアシスを入れてアレンジしたりミニブーケを挿したりしています。
またはクッキーとかスィーツ用に使われてもいいですね。
シルバースミスの Robert Hennell III(3世) は1712年から続いた有名なシルバースミスのファミリーの3代目です。
Robert Hennell III(3世)は1868年に亡くなっていますのでこの作品は彼の晩年の円熟した時代のものです。
Hennellファミリーの作品はそのエングレービングの美しさで定評があります、またHennnell II(2世)は国王George III世の棺の銀の銘板の作成を任されたことでも知られています。
3点合計の重さ1420g
ティーポット重さ768g 横幅25㎝ 直径約15㎝
高さ約20㎝ 口径8.5㎝ 容量(フルで)1000cc
シュガーボウル重さ392g 横幅18.5㎝ 直径約13㎝ 高さ11㎝
クリーマー重さ266g 横幅11.5㎝ 直径8.5㎝ 高さ13.5㎝
Ref. 12599 純銀ティーポット London c1865



イギリス London c1865 Richard Sibley II
ビクトリアン純銀ティーポット
クラシックなエンボスの装飾が素晴らしい作品です。
美術工芸品のようなティーポットですが150年近く経った現在でも全く普通にお使いいただけます。
銀製品はきちんと手入れしながら正しく使えば何百年でも使える実用品だというところが素晴らしいですね。
ボディの熱をハンドルに伝えないようにする断熱材はアイボリーです。
Richard Sibley II は Barnard などと同様に評価が高いシルバースミスでリージェンシー様式のデザインで知られています。
底面に刻印のある THOMAS BOND ST. は現在の New Bond Street にあったJohn William Thomas のショールームで
Richard Sibley は THOMAS の注文制作品を多く手がけていました。
このお品も当時すでにセレブ向けのショップが軒を連ねていた Bond Street の THOMAS の店で注文されたものなのでしょう。
重さ712g、高さ13.5cm、ハンドルから注ぎ口までの全幅 26.5cm、ボディ直径16cm、容量約1000cc
Ref. 12825 純銀ティーポット London c1866



イギリス London c1866 Robert Garrard(II)
純銀ティーポット
気品と優しさが感じられる洋ナシ形の美しいティーポットです。
落ち着いたデザインのエングレービングで蓋からポット上部にかけて飾られていて、スポウトの付け根部分も伝統的な装飾です。
ハンドルは中空のシルバーで断熱にはアイボリーが使われています。
さすが Garrard の作品、ミュージアムにあってもおかしくないようなお品です。
Garrard の歴史は1722年創業のシルバースミスGeorge Wickes まで遡りますが Garrard の名が現れるのは1792年の Wakelin & Garrard で1802年からは Robert Garrard となりました。
1818年には初代 Robert Garrard が亡くなり3人の息子 Robert(II)、James、Sebastian の時代となりました。
社名もR,J&S.Garrad または Robert Garrard & Brothers (1818-1835)、 R.&S. Garrard (1835-1909)と変っていきます。
18世紀にすでに王室ご用達のシルバースミスとなっていましたが Robert Garrard(II) の時代、1843年には王室の王冠を制作する Crown Jeweller という特別な指定を授けられました。
その後2007年まで Garrard は7つの王朝に Crown Jeweller として仕え、多くの有名な王冠やティアラを制作しました。
イギリスで最も重要と言われているロンドン塔の Jewel House のコレクションには Garrard の作品が数多く残されています。
このように王室の宝飾品制作でも有名なメーカーですがなんといっても銀器は超一流、英国銀器の世界では19世紀中頃の最も重要なシルバースミスのひとつとして知られています。
1866年に制作されたこのお品は Robert Garrard(II) の最も輝いていた時代のものです。
Robert Garrard(II) は1881年に88歳でこの世を去っています。
Garrard社 は 1998年にAspreyに吸収され2002年まではAsprey の一部となりましたが現在では銀器よりも英国のジュエリーメーカーとして知られています。
容量1000㏄位、重さ699g、横幅約23㎝、高さ約15.5㎝
Ref. 13816 純銀ティーポット London c1877



イギリス London c1877 R & S Garrard & Co (Robert Garrard II)
アイボリーハンドル純銀ティーポット
ボリュームあるアイボリーハンドルがとてもゴージャスな純銀ティーポットです。
蓋がフルに開く使いやすいタイプで容量もたっぷりサイズです。
ボディには装飾はなく鷲のクレストが入っているだけですがガラードならではの品格と高級感があります。
シルバーの輝きとアイボリーの風合いが美しく、バトラーのいる立派なお屋敷で使われていたにちがいないポットです。
メーカーは英国王室の王冠を作っていたことで有名な Garrard です。
アンティーク銀器の世界で Garrard は最高の評価を受けているシルバースミスの一つです。 今ではアイボリーはアンティークでしか出会う事がなくなってしまい、とても希少な素材です。
さすがガラード作だけありアイボリーもとても豪華です!
当時もこれだけボリュームのあるアイボリーを入手するのは大変な事だったと思われます。
アイボリー特有の美しいヒビ模様が貫録あります。
重さ707g、容量約900㏄、横幅23.5㎝、高さ13.5㎝、口径10.5㎝
Ref. 11828 純銀ティーポット London c1879



イギリス London c1879 Hunt & Roskell ( Late Storr & Mortimer )
純銀ティーポット
アイボリーハンドルが美しいオーバルシェイプのティーポットです。
ハンドルのアイボリーにはヒビが入っておりますがほとんどのアンティークのアイボリーにはヒビが入っています。
イギリスではアイボリーのひびは本物のアイボリーの証であり、このヒビの入り方もまた本物の味わいとされています。
ガーランドのお手本のような美しいエングレービングと豪華なアイボリーのハンドルがとても素敵なビクトリアンティーポットです。
ポットのサイズは日常お使いになられるのに丁度良い大きさです。
メーカーの Hunt & Roskell(1822年から1838年までの間は Storr & Mortier という名でした)はヨーロッパでも一番のシルバースミスとされており、ビクトリア女王御用達の銀器とジュエリーのメーカーでした。
このビクトリア時代を代表する銀器の高級ブランドはビクトリア女王だけでなく多くのヨーロッパの王室からも注文を受けていました。
現在は Asprey グループとなっています。
このようなシルバースミスによるティーポット、どうりで気品ある美しさの理由も納得です。
彼のお品は英国でもコレクターが多く、なかなかマーケットに出て来ません。
横幅24.5cm、高さ約13㎝、重さ496g、容量約800cc
Ref. 14165 純銀ティーセット Sheffield c1880



イギリス Sheffield c1880 Sibray, Hall & Co (Frederick Sibray & Job Frank Hall)
純銀4点ティーサービス
リボンとガーランドそしてクラシックなアカンサスの装飾が素晴らしい純銀のティーサービス4点セットです。
4点ともにエレガントな台座付きのデザインです。
ころんとした使いやすい形のティーポットと美しい姿のコーヒーポットの上部はフリルのようなウェーブになってビーディングの装飾です。
蓋のつまみは当時エキゾチックなフルーツであったパイナップルです。
ハンドルは中空になっていてボディとの間にはアイボリーの断熱材が入っています。
オリジナルセットのままのシュガーボウルとクリーマーはハンドルの付いた美しい形で大きさもバランスが取れています。
この可愛いリボンとガーランドにアカンサスが組み合わされたSibrayのデザインは意匠登録されており古い時代のカイトマークが刻印されています。
同じデザインのソルトディッシュ がNational Trust のコレクションに加えられていますので ビクトリア時代を代表するような銀器の逸品と言えるでしょう。
全重量1726g
コーヒーポット 617g、横幅(スポウト~ハンドル)22㎝、高さ約20㎝、直径約13㎝、1000㏄
ティーポット 587g、(ハンドル含まず)直径15㎝弱、高さ約15㎝、960㏄
クリーマー 173g、(ハンドル含まず)直径約9㎝、高さ9㎝
シュガーボウル 349g、(ハンドル含まず)直径約11.5㎝、高さ9㎝
Ref. 12235 純銀ティーセット London c1881



イギリス London C1881 Thomas Bradbury & Sons (Thomas Bradbury III & John S Henderson)
純銀ティーセット
リボンの細工がラブリーなセットです。
ハーフフルーテッドとスワッグ&テイルリボンの細工はエレガントで抜群の相性です!
ポット側面には9か所のリボン、蓋には5か所のリボンとリボンずくしの細工でエレガントな大人可愛いデザインです。
台座付きのギリシャ風のクラシックな形が優雅でとても素敵です!
メーカーの Thoma Bradbury & Sons は1878年創業の古いメーカーで、このお品は創業後一番活気のある時代のものとも言えます。
クリーマーとシュガーボウルの中はギルド仕上げされています。
ビクトリア女王のDuty Mark入り
ポット354g、高さ15.3㎝、横幅21㎝(ハンドル~注ぎ口)容量550㏄
クリーマー111g、高さ10㎝
シュガーボウル170g、高さ8.5㎝
Ref. 12366 純銀ティーセット Sheffield c1882



イギリス Sheffield c1882 Atkin Brothers (Henry Atkin)
純銀ティーセット
130年も昔のビクトリア時代に作られたとは思えない洗練された現代的なデザインのティーポットとクリーマー、シュガーボウルのレアなセットです。
ビクトリアンのティーポットといえば花のモチーフが多いのですがこのセットはあえて花を使わずクローバーと野草の葉だけの装飾です。すっきりしたシェイプとあわせてとても爽やかな気分にさせてくれます。
その装飾はよく見るととても凝っていてポットのボディから蓋へ連続するエングレービングなどいろいろ楽しい発見があります。
蓋のつまみは飴色になったアイボリーでアンティークの風格が感じられます。
クリーマーとシュガーボウルの内側はギルドされていてとても綺麗なコンディションでエングレイビングも鮮明です。
蓋のアイボリーにはひびがありますがこれは本物のアイボリーの証のようなものでアンティークのアイボリーにはこういったヒビがよく見られます。
ポット304g、高さ12㎝(蓋摘み上まで) 容量600c
クリーマー93g、高さ8.5㎝(ハンドル上まで)
シュガーボウル162g、高さ9㎝(ハンドル上まで)